<2019年9月更新>MARCH【立教・中央・法政大学】2021年度入試変更点

2019年11月1日、文科省は大学入試での英語民間試験の来年度導入を延期することを表明しました。
以下大学・学部情報は2019年10月時点のコラムになりますので、導入延期を踏まえた新たな情報は各大学・学部のHPをご確認下さい。本コラムでも順次情報を更新していきますので、引き続き本コラムをよろしくお願いします。

以下2019年10月時点コラム——————————————

 

 

 

2021年度大学入試改革(新入試)担当の初田です。

前回、MARCHと呼ばれる私立大学群の明治大学と青山大学の入試改革について確認をしました。

明治大学は共通テストによる制度を新設するも英語外部試験は用いないというシンプルなものであった一方、青山大学は制度に大幅な変更加え、英語外部試験の受験がほぼ必須となるようなものとなりました。

 今回は前回触れていない立教、中央、法政大学3校の2021年度大学入試改革(新入試)の対応ついてみていきたいと思います。

立教:英語外部試験の受験がほぼ必須化

中央:各学部に複数の入試制度を用意。

法政:共通テストを利用した入試制度を新設。英語外部試験はGIS(グローバル教養学部)と理工学部機械工学科航空操縦学専修において出願資格化するも、そのほかの学部では用いない。学部独自試験については詳細不明。

 

 

【立教大学】

学部独自入試での英語試験を廃止し替わりに英語外部試験でのスコアを利用、共通テストにおいては大学入試共通テストの得点あるいは英語外部試験のスコアを得点換算した場合に高い方の成績を用いるとしているのが立教大学です。

用いることのできるスコアは学部独自試験の行われる月からさかのぼって2年以内のものであるため、国の成績システムは経由させないようです。

 

(出典:一般選抜で民間の英語資格・検定試験を全面的に導入 2021年度入試より一般選抜を改革

 

共通テストの方式においては、共通テストの英語と英語外部試験の得点が比較され高得点の方が採用されるとの事ですから、もしかするとリーディング、リスニングのみでの突破が可能かもしれませんが、現状、得点率95%がCEFR B2(英検準一級相当)のため、受験者層を考えた場合、現実的ではないでしょう。

よって立教大学の受験は英語外部試験が必須化したといってよく、中・長期的な学習が必要になったと言わざるを得ません。

 

【中央大学】

中央大学は全体での方針に各学部が独自に入試制度をくみ上げている印象です。

2021年度入試以降の入試については「知識・技能」および「思考力・判断力」を重視したものにしつつも現制度にて実施している「一般入試」、「統一入試」を維持、共通テストを用いた入試制度を新設し、その場合は英語外部試験のスコアを一部加味する方向で検討しているとしています。(詳しくはこちら:入試情報

 

TOPICS

〇学部によって英語外部試験の使われ方が異なる。要チェック!

 

〇学部によって英語外部試験の使われ方が異なる。要チェック!

チェックポイント

・英語外部試験の使われ方をチェックしよう

・共通テスト枠での記述式問題についてチェックしよう

 

各学部の入試概要を下記に列記しますので、興味のある学部をチェックしてください。

 

■経済学部

学部独自入試、統一入試、共通テスト利用入試(併用・単独)、英語検定試験利用入試があります。

英語検定利用入試においてはCEFR A2 相当の資格あるいはスコアが出願資格となり、学部独自試験として国語、選択科目で取得した得点に合算され合否判定に用いられます。

また、共通テスト利用入試(併用・単独)では、英語外部試験のスコアが共通テストの得点に加点され、記述式問題についても合否判定に用いられます。

 

■商学部

学部独自入試、統一入試、共通テスト利用入試(併用・単独)、英語検定試験利用入試があります。

英語検定試験利用入試においてはCEFR B1 以上の資格あるいはスコアが出願資格として課されていますが、資格・スコアが得点換算され合否に用いられるかの記述はありません。

また、共通テスト利用入試(単独併用)での記述式問題が合否判定に用いられます。

 

■文学部

学部独自入試、統一入試、共通テスト利用入試(単独)、英語検定試験利用入試があります。

英語検定試験利用入試においては学科ごとにことなる出願資格が課されています。スコアはCERF換算ではなく各英語外部試験の得点が具体的に課されているため、個別に確認する必要があります。詳細を確認するようにしてください。

また、共通テスト利用入試(単独)での記述式問題が合否判定に用いられます。

 

■法学部

学部独自入試、統一入試、共通テスト利用入試(併用・単独)があります。

英語外部試験のスコアを利用するとの記述は現在のところありません。

共通テスト利用入試(併用・単独)では、記述式問題が合否判定に用いられます。

 

■総合政策学部

学部独自入試、統一入試、共通テスト利用入試(併用・単独)があります。

学部独自入試では、独自入試の得点のみで合否判定が出る方式と、学部独自試験+英語外部試験のスコアを得点に加算した合計点で合否判定を行う方式があります。なお英語外部試験を利用する方式については詳細は未定です。

共通テスト利用入試において、CERF A2 以上の資格、スコアが出願資格として課されています。なお資格・スコアが得点換算され合否に用いられるかの記述はありません。

共通テスト利用入試(併用・単独)における記述式問題の利用は未定です。 

 

■国際経営学部

学部独自入試、統一入試、共通テスト利用入試(併用・単独)、英語検定試験利用入試があります。

英語検定試験利用入試においてはCEFR B1以上の資格あるいはスコアが出願資格として課されており、取得したスコアが得点換算され合否判定に使用されます。

共通テスト利用入試では単独方式において記述式問題が合否判定に用いられます。

 

■国際情報学部

学部独自入試、共通テスト利用入試(併用・単独)、英語検定試験利用入試があります。

英語外部検定利用入試では、概ねCEFR B1以上の資格あるいはスコアが出願資格として課されています。なお資格・スコアが得点換算され合否に用いられるかの記述はありません。

共通テスト利用入試(併用・単独)における記述式問題の利用は未定です。

 

 

法学部が英語外部試験のスコアを利用しないとしているのが流石といったところでしょうか。各入試制度の募集人数次第では受験生の英語外部試験の受験が事実上必須化するかもしれませんので、もう少し詳細を確認していきたいところです。

 

 

 

【法政大学】

法政大学は大学共通テスト利用の入試とGISの入試について発表をしているのみです。

 

TOPICS

GISの英語外部試験利用入試/共通テスト枠にてスコアが必要に

〇記述式問題は共通テスト枠での加算対象、高校の活動記録は合否判定に用いられない

 

〇英語外部試験のスコアはGISにて用いられる。この他の学部については未発表

チェックポイント

・英語外部試験は文系学部ではGISで用いられる

・この他の学部ついては明言がない

 

GISでは共通テスト枠で出願資格として、英語外部試験利用入試では出願要件かつスコアの入試得点換算でスコアを利用します。

共通テスト/英語外部試験入試共に、20192月以降(概ね受験から二年前)に取得した以下のスコアの提出が必須となります。

 

(1)TOEFL iBT ® 76以上(My Best TM Scoresは利用できません)

(2)IELTS (Academic Module) band 6.0以上

(3)英検1級合格、または準1級合格かつCSE 2350以上

 

いずれもCEFR B2程度の資格/スコアであり、受験には腰を据えた英語学習が求められています。

(英語外部試験利用入試での得点換算表:GIS(グロ-バル教養学部)の2021年度一般入試(2020年度実施)について

 

 

なお、その他の学部については明言をしていません。

 

〇記述式問題は共通テスト枠での加算対象、高校の活動記録は合否判定に用いられない

チェックポイント

・記述式問題は法政大学で得点化

 

共通テスト枠での受験では、記述式問題が加算の対象となります。ただし、採点基準は法政大学が設け得点化するとの事で、共通テストの解答が発表されても、大学入試センターの題した解答基準と異なる可能性があるため、合否予想が立てづらくなる可能性があります。

一般入試における「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」の評価について2021年度入試では合否判定に用いられません。

 

法政大学における一般入試での英語外部試験の利用がどうなるか気になるところです。GISA方式は従来通りで英語外部試験のスコアが無くても問題がないわけですから、現在の発表だけに限ってみると、英語外部試験によって法政大学全体の受験環境が大きく変わるとは思えません。しかしながら、他の学部の発表がまだありませんからもう少し発表を待ちましょう。

 

いかがでしたでしょうかMARCHと呼ばれる私立大学群の中央大学や法政大学はDIET STUDYと相性が良く、多くの合格者を輩出しています。このような分析を用いて2021年度大学入試改革にも対応していく予定ですので、12カ月に一度程度更新を確認しに来てみて下さい。

新大学入試に向けたDIETSTUDYの取り組み

新大学入試に向けてDIETSTUDYが取り組んでいること
分かりやすく1分で理解できるようにまとめました。