<2019年8月更新>MARCH【立教・中央・法政大学】2021年度入試変更点

2021年度大学入試改革(新入試)担当の初田です。

前回、明治大学と青山大学の入試改革について確認をしました。

明治大学は共通テストによる制度を新設するも英語外部試験は用いないというシンプルなものであった一方、青山大学は制度に大幅な変更加え、英語外部試験の受験がほぼ必須となるようなものとなりました。

 今回は前回触れていない立教、中央、法政大学3校の2021年度大学入試改革(新入試)の対応ついてみていきたいと思います。

立教:英語外部試験の受験がほぼ必須化

中央:各学部に複数の入試制度を用意。

法政:共通テストを利用した入試制度を新設。英語外部試験はGIS(グローバル教養学部)と理工学部機械工学科航空操縦学専修において出願資格化するも、そのほかの学部では用いない。学部独自試験については詳細不明。

 

 

【立教大学】

学部独自入試での英語試験を廃止し替わりに英語外部試験でのスコアを利用、共通テストにおいては大学入試共通テストの得点あるいは英語外部試験のスコアを得点換算した場合に高い方の成績を用いるとしているのが立教大学です。

用いることのできるスコアは学部独自試験の行われる月からさかのぼって2年以内のものであるため、国の成績システムは経由させないようです。

 

(出典:一般選抜で民間の英語資格・検定試験を全面的に導入 2021年度入試より一般選抜を改革

 

共通テストの方式においては、共通テストの英語と英語外部試験の得点が比較され高得点の方が採用されるとの事ですから、もしかするとリーディング、リスニングのみでの突破が可能かもしれませんが、現状、得点率95%がCEFR B2(英検準一級相当)のため、受験者層を考えた場合、現実的ではないでしょう。

よって立教大学の受験は英語外部試験が必須化したといってよく、中・長期的な学習が必要になったと言わざるを得ません。

 

【中央大学】

中央大学は全体での方針に各学部が独自に入試制度をくみ上げている印象です。

2021年度入試以降の入試については「知識・技能」および「思考力・判断力」を重視したものにしつつも現制度にて実施している「一般入試」、「統一入試」を維持、共通テストを用いた入試制度を新設し、その場合は英語外部試験のスコアを一部加味する方向で検討しているとしています。(詳しくはこちら:入試情報

以下に各学部の概要を列記します。

 

■経済学部

学部独自入試、統一入試、共通テスト利用入試(併用・単独)、英語検定試験利用入試があります。

英語検定利用入試においてはCEFR A2 相当の資格あるいはスコアが出願資格となり、学部独自試験として国語、選択科目で取得した得点に合算され合否判定に用いられます。

また、共通テスト利用入試(併用・単独)では、英語外部試験のスコアが共通テストの得点に加点されます。

 

■商学部

学部独自入試、統一入試、共通テスト利用入試、英語検定試験利用入試があります。

英語検定試験利用入試においてはCEFR B1 以上の資格あるいはスコアが出願資格として課されていますが、資格・スコアが得点換算され合否に用いられるかの記述はありません。

 

■文学部

学部独自入試、統一入試、共通テスト利用入試、英語検定試験利用入試があります。

英語検定試験利用入試においては学科ごとにことなる出願資格が課されています。なお、CERF換算ではなく各英語外部試験の得点が具体的に課されているため、個別に確認する必要があります。

 

■法学部

学部独自入試、統一入試、共通テスト利用入試のみで英語外部試験利用入試はありません。

また、英語外部試験のスコアを利用するとの記述も現在のところありません。

 

■総合政策学部

学部独自入試、統一入試、共通テスト利用入試があります。

学部独自入試では、独自入試の得点のみで合否判定が出る方式と、学部独自試験+英語外部試験のスコアを得点に加算した合計点で合否判定を行う方式があります。

共通テスト利用入試において、CERF A2 以上の資格、スコアが出願資格として課されています。なお資格・スコアが得点換算され合否に用いられるかの記述はありません。

 

■国際経営学部

学部独自入試、統一入試、共通テスト利用入試(併用・単独)、英語検定試験利用入試があります。

英語検定試験利用入試においてはCEFR B1以上の資格あるいはスコアが出願資格として課されており、取得したスコアが得点換算され合否判定に使用されます。

 

■国際情報学部

学部独自入試、共通テスト利用入試(併用・単独)、英語検定試験利用入試があります。

英語外部検定利用入試では、概ねCEFR B1以上の資格あるいはスコアが出願資格として課されています。なお資格・スコアが得点換算され合否に用いられるかの記述はありません。

 

法学部が英語外部試験のスコアを利用しないとしているのが流石といったところでしょうか。各入試制度の募集人数次第では受験生の英語外部試験の受験が事実上必須化するかもしれませんので、もう少し詳細を確認していきたいところです。

【法政大学】

法政大学は大学共通テスト利用の入試について簡潔な発表をしているのみです。共通テストを用いた入試制度において、英語外部試験についてはGIS(グローバル教養学部)と理工学部機械工学科航空操縦学専修において出願資格化するとしています。

学部独自試験も維持されますがこちらは詳細が不明で、英語外部試験の使用については発表を待つ必要があります。なお、一般入試における「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」の評価について2021年度入試では合否判定に用いられません。