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卒業後の進路

さてさて、こんな大学生たちの卒業後の進路はどうなっているのでしょうか。

ここまで読まれてきたほとんどの良識ある方は、まさか彼らが無事モラトリアムを終えて社会に出て行くとは思われていないでしょうが、実態はそれほど明らかではありません。これについて文部科学省が発表する「学校基本調査」を基に考えていきます。

大学卒業後のリアル

グラフ(卒業者数・就職者数及び就職率等の推移)を見てください。

まずは気になる就職率ですが、平成19年3月に大学を卒業した人のうち就職した人は67.6%となっています。これは平成15年度(私の大学卒業年度)の55.1%から大幅に上昇しています。当時就職活動をしていた人たちの恨み節が聞こえてきそうですが、これも運不運ということでしょう。

もう少し詳細に内訳を見ていくと、

  1. 就職する人(研修医含む):69.2%
  2. 大学院等へ進学する人:13.8%
  3. 進学も就職もしていない人:12.4%
  4. 一時的な仕事に就いた人:2.4%
  5. 死亡・不詳の人:2.2%

となっています。
数年前に比べて数字上は劇的に改善されていますが、それでもやや気になるのは3と4で合わせて約15%となっている点でしょうか。

就職のリアル

2007年は就職率が65%を越えました。就職希望者における就職率は出ていませんが、極めて100%に近い状況になっていることと推測されます。さて、以前はここで就職の厳しさについて延々と書いていたわけですが、この状況を見て書き直さざるを得なくなりました。

2008年現在、大学卒業後に就職するのは容易い
まずはこう書いてしまって問題ないでしょう。
ただし、職業・給与を選ばなければ、ですが。

しかし、その原因は日本経済が大きく成長しているからでも大学生が優秀になってきたからでもありません。先に書いたように、大きな人口比率を占め、また、企業の中核を担ってきた団塊世代が一斉に退職するためです。言ってしまえば、今はちょうど大規模なパーツ交換の時期に当たります。

また、人口分布を考えれば今後も退職者数が新入社員数を大きく上回ることは確実ですので、全ての企業の総体が現在の規模を保つと仮定すれば就職難の時代は二度とやってこない計算になります。

日本経済の行方はここで語るにはあまりにも壮大、かつ、私には不可能なので避けておきますが、あくまでも大学受験から見える世相について分析してみたいと思います。

追記:
2012年現在、大学を卒業しただけでは就職はおぼつかない。
こう書いてしまって差し支えない状況です。記述が二転三転していますように、この10年の間に大学生を取り囲む環境は激変してきました。このサイトを開設した2003年当時、これでもかというほどの就職氷河期でした。その後上記のように「幸せな時代」が一時的に現れたのは事実ですが、下記のような根本的な問題は解決していないように思います。

二極化する若者

2000年代に入ってから偏差値教育の弊害が声高に叫ばれ、「ゆとり教育」が実施され始めました。そんな中、まさか大学名で就職が決まるなんてことはないと思っている方もおられると思います。最近は企業側も「大学は関係ない」と言っています。本当でしょうか。本当かもしれません。しかし、世間が何と言おうとも、私としては企業が新入社員を大学名で選抜していると確信できる証拠が三つあります。

【1】企業は経済活動共同体である

そして、「ゆとり教育」を推進していた文部科学省は、言い方は悪いですが、何もしなくても税金が流れ込んでくる国営団体です。

企業としてはイメージが大切なのでおおっぴらに「ゆとり教育」に異を唱えませんでしたが、同時に、経済共同体としてとにかく有能な人材を求めています。したがって、論理必然的に高学歴者を優遇します。ただ、これだけでは論は完成しません。なぜなら、学歴はなくとも有能な人がいるという可能性があるからです。

【2】誰でも入れる大学・勉強しない大学生

大学は少子化にもかかわらず年々増設されているので、文部科学省が予測するまでもなく、まもなく大学全入時代(進学希望者総数=大学定員総数)が訪れます。というよりも、現実にはすでに2000年頃から大学・学部を選ばなければ誰でも大学に入れる時代になっていました。そして、大学生は何をしている?で見てきたように大半の大学生にとって勉強は二の次です。この事実は企業側も認識しています。ということは、偏差値の低い大学の学生はそのまま能力の低い大学生とみなされます。現状では 大学で能力が伸びることはほぼないのですから当然です。

【3】若者の二極化

現在、大学受験学年時の学力格差は考えられないほど広がっています。もちろん個人差も関係してくる以上いつの時代でも格差はあったのでしょうが、とりあえず私が直面している状況は想像を越えるものです。

まず、一方の極では高3(浪人)段階で義務教育が終わっていません。数学・理科は言うに及ばず、英語、国語、社会、全てにおいて学力が不足しています。学力が不足していると言えばソフトですが、正確に記述すれば本当に何ひとつ知らない人が多く見受けられます。今の中学校は何を教えているのでしょうか。

他方、小学校時代から塾に通って私立の中高一貫校に進学している子は私の時代と変わらず非常によく勉強しています。結果、基本的に東大早稲田慶應をはじめとする有名大学はこの層が独占しており、大学に入ってみれば分かると思いますが、当塾卒業生のような逆転合格を果たす生徒というのは極めて少数になってきました。

理由は単純、
もはや1年程度では埋まらない格差が広がりつつあります。
そして、その格差を引きずったまま就職していきます。

上記から、就職「率」はさておき、「いい大学→いい会社」という図式は壊れていません。壊れていないどころか、今後ますます強固となっていくでしょう。もちろん自分が将来的に何を求めるかによって選択肢は異なりますが、何も決めていない人ほど大学勉強くらいはしておいた方がいいと思う次第です。

当塾の運営理念はこの格差を1年で埋めることでもあります。

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