~名川塾長&塚田先生のDSメソッド対談ブログ~第4弾【DS国語編】

塚田)ではいよいよ9月中旬に始まる国語です。まず入塾面談でよく聞かれる「国語は9月からで間に合いますか?」という質問に具体的に回答願います。この話も長くなりそうな予感がします。

 

9月から始まるDSの国語は受験に間に合うのか!?

名川)国語の勉強方法自体はそんなに長くならないよ。

ただ、「9月からで間に合いますか?」の問いに具体的に回答するためには、「間に合う」の定義からしていきたい。何をもって「間に合う」とするのか。

 

塚田)普通に考えればやはり「大学受験に間に合う」、つまり、「入試で合格点を取れる」という意味だと思います。

 

名川)まあそれはそうだよね。

では、入試で合格点というのは例えば英語150点、国語100点、社会100点の合計350点の配点でボーダーラインが70%、245点のとき、国語の合格点というのは何点のことなのか。

 

塚田)普通に考えれば三科目合計ボーダーラインが70%なら、国語も70点が合格点だと思いますが。

 

名川)そこだよね、まず一回冷静に考えてみたいのは。

三科目ボーダーラインが70%なら英語105点、国語70点、社会70点と全て70%の得点で合格するのが果たして本当に「普通」なのか。極端な話、英語150点、社会100点なら国語は0点でも合格できるよね。

 

塚田)理論上はそうですね。というより、現実的には全科目70%の得点で合格している人の方が少ない気がします。

 

名川)そう。それなのに多くの人は国語にボーダーラインがあるかのように思い込んでる。

ここで言いたいのは、国語は0点でいいということではなくて、「国語が間に合う」、つまり、国語1科目だけ見て合格点を取れるのかどうかという質問自体にほとんど中身がないということ。私文受験は三科目トータルで考えないと。

 

塚田)たしかにそうですね。

では改めて、三科目トータルでの合格点を目指す立場から聞きましょう。

国語は9月からで間に合いますか?

 

名川)余裕で間に合う。

 

塚田)名回答ありがとうございます。

では、国語と言っても現代文、古文、漢文に分けられるので、まずは9月中旬から集中的に一ヶ月で文法を仕上げる古文から話を始めましょう。

 

DSの国語は成績を上げやすい「古文」からはじまる

名川)そうしよう。

まず、なぜ古文から授業を始めるかというと理由は単純で、「国語の中で一番成績を上げやすいから」。古文は品詞分解をやるために文法を押さえて、並行して古文単語を覚えていけば現代語訳ができるようになり、それが点数に直結する。

 

塚田)1ヶ月で古典文法を全て終わらせるってなかなかのスピード感で、最初は生徒も驚きますが、教えてる側からすれば普通の感覚ですよね。

 

名川)大きく分けて動詞、助動詞、敬語の順に対話式授業でゼロから丁寧に教えても普通に1ヶ月だね。1ヶ月と言っても古文の授業は週1回なので、実質4回の授業で基礎はきっちり仕上げられる。

 

塚田)学校や予備校は何カ月もかけて古典文法を仕上げるので、生徒に1ヶ月で仕上がると言うと最初は半信半疑な様子ですが、1ヶ月後には実際にほぼ全ての生徒ができるようになっています。

 

名川)発想は社会と近いんだけど、同じことを何回も聞かれるから勝手にできるようになる。反復は暗記の基本なので。そして、文法の基礎をたった1ヶ月で仕上げるのも特徴的だけど、最大の特徴は古文単語テストにあると思う。

 

塚田)そうですね。

古文単語テストには単語の問題以外に「品詞分解+現代語訳」が出題されます。暗記すべき単語を覚えつつ、その例文を現代語訳できるように品詞分解もできなくてはいけません。

 

名川)この単語テストは古文学習の本質をド真ん中でついている。

古典文法の理解や単語暗記のゴールは現代語訳、いわゆる短文解釈をすることにあるのであって、ゴールに繋がらない勉強には何の意味もない。

 

塚田)つまりこの古文単語テストができれば読解ができるようになって、入試で合格点を取れるようになるということになります。

 

名川)その通り。

そしてこの古文単語テストの品詞分解は対話式で答え合わせするのがポイント。電子黒板に古文の文章を投影して、生徒に品詞を区切らせて、品詞を判別してもらいながらその根拠をひたすら質問する。

 

成績を上げるDS式「古文単語テスト」

塚田)読んでくれている人に具体的にイメージしてもらうために以下でシミュレーションをしてみます。

 

講師:「思ひ出でらる」を品詞分解して!

生徒:「思ひ出で/らる」に分けられます。

講師:じゃあ、それぞれ品詞・意味・活用を教えて!

生徒:「思ひ出で」が下二の未然形で、「らる」が自発の終止形です。

講師:なんで「らる」は自発だと判断したの?

生徒:「思ひ」などの心情語がある場合は自発だからです。

講師:いいね!じゃあ現代語訳すると?

生徒:自然と思い出される。

講師:オッケー、バッチリ!

 

名川)芸達者なやつだな。

伝わっているかは不明だけど、要は品詞分解して現代語訳まで確認する古文単語テストになっているということが伝わればいいね。

 

塚田)そうです!

品詞分解では同じような文法事項を何度も何度も対話式で聞かれるので必然的にできるようになります。

 

名川)あとは演習を積んで古文に慣れてもらえば合格点は取れるようになる。

 

塚田)そして古典文法を終えた頃に現代文が始まります。まずはゼロから現代文を解くうえで当たり前のことを説明します。

 

「3つの当たり前」を確実に押さえる「現代文」

名川)現代文はいろいろ細かい話もあるんだけど、一言で言えば、当たり前のことをしっかり押さえないから失点する。それが全て。

 

塚田)いつも通り言い切りましたね。

では、現代文の当たり前って何ですか?

 

名川)本質的には二点、テクニカルには一点、合わせて三点の当たり前を押さえれば現代文は点数になる。まずは本質的な方からいくと、ひとつは「本文中に根拠を持つこと」、もうひとつが「問いに答えること」。

 

塚田)うーん、本当に当たり前ですね。

だいたいどの参考書にも載っていることをそこまでドヤ顔で言えるのはすばらしいと思います。

 

名川)まあ補足説明しておくと、本文中に根拠を持つ必要があることは多くの受験生が知ってると思うけど、実際に、じゃあ具体的にどこの記述を根拠にその解答を選んだのか聞いてみるとはっきり答えられる受験生は少ない。だいたいは「なんとなくこの辺に書いてあった気がします」とか「第三段落全部です」とか、結局ズバリとは言えていない。

 

塚田)たしかに。教えているとそれは実感しますね。

 

名川)だよね。知っていることとできることは全く違う。

まずそこを認識してもらいたい。次に「問いに答えること」についてだけど、現代文の問題というのは基本的に「それはどういうことか」と「それはなぜか」の2パターンに大別される。その問いに対して、素直に、冷静に、前述の根拠を使って、実際に答えてみることが大事。

 

塚田)生徒を見ていると、問題文を読んだらすぐに選択肢吟味に入っている子がほとんどです。

 

名川)そうそう。

これも「問いに答えること」が大事だって知ってたとしても、めんどくさいからついつい消去法で適当に解答を選んだりする。やっぱり知ってることとできることは違うんだよね。

 

塚田)たしかに。

当たり前のことを「当たり前にできる」ところまでいかないと意味ないですよね。納得しました。では、もうひとつ、最後のテクニカルなものって何ですか?

 

名川)それは今の流れできちんと根拠を持って、問いに答えたら、「正解を選ぶという意識を持つこと」。

 

塚田)ん?普通にみんな正解を選んでるんじゃないですか?

 

名川)いや、受験生をよく見ると、実は多くの人は正解を選んでいるわけじゃない。何をしているかというと、単に消去法で間違い探しをして、×がつかないものを正解としているだけ。

 

塚田)×がつかないものを正解としていれば普通に得点できそうに思うんですが。

 

名川)完全に×がつく問題ならそうだろうね。

でも実際の入試だと完全に×がつかないような微妙な選択肢も多くて、最終的には「どっちがより×じゃないか」勝負の二択になることが多い。これは少し考えれば変な話なんだよなあ。

 

塚田)言われてみればそうですね。

傍線部に対して「それはどういうことか」や「それはなぜか」と問いを立てられているのに、最終的に考えてることが「どっちがより×じゃないか」ってのは頭の使い方としてはおかしいです。

 

名川)そう。だから「正解を選ぶという意識を持つこと」が大事なんだよ。具体的には、根拠を持って問いに答えたなら、それに近い内容が書いてある選択肢に○をつけていく。×をつける消去法ではなく、〇をつける、言うなれば選択法。これが正しい現代文の解き方。

 

塚田)なるほど。

当たり前のことしか言ってないですが、だからこそ、その通りだと思います。

 

名川)まとめると、現代文は「本文中に根拠を持つこと」、「問いに答えること」、「正解を選ぶという意識を持つこと」。この三点の当たり前を大事にして勉強していけばいい。

 

生徒1人1人が根拠を発表する「対話式解説」

塚田)そうですね。

そして、実際の授業では、これらの当たり前のことを意識してセンター試験の過去問を解いてもらった後に対話式解説が始まります。生徒ひとりひとりに自分がマークした解答を聞いて、正の字でカウントしていきます。

 

名川)あれはひとりひとり聞くのがいいよね。生徒も緊張感を持って演習に臨めているように感じる。

 

塚田)はい。結構声が緊張してますよね。

そして、例えば、②を選んだ生徒に「なぜ②が正解で、①③④⑤はどの部分が具体的に誤っているのか」、答えてもらいます。そして他の選択肢を選んだ生徒にも同じような形式で根拠をじっくりと対話の中で確認していきます。

 

名川)当たり前のことをどんなに丁寧に説明しても、最初はほとんどの生徒が解いているうちにいつのまにか意識から抜けてしまって失点するよね。知っていることとできることは違う。だからこそ、対話式で当たり前のことを当たり前にできるように何度も繰り返し練習していく。

 

塚田)ちょっと話変わりますが、普通の予備校の現代文の解説って論理的で分かりやすく、キレイなんです。対比構造とか書き出しながら文章の背景知識から説明が始まって、文章を正しく解釈できるから正しい選択肢を選ぶことができる、みたいな感じです。

 

名川)わかる。昔から国語が得意で読書が大好きで、そもそも地頭も良くて早稲田文学部卒、みたいなね。

 

塚田)そうです。

でもあれって誰も言わないですけど普通に大きな問題をはらんでて、何かというと、あんな精密な解釈を同じプロセスで受験生が再現できるようになるとは思えないんですよね、どうしても。少なくともDSに通うゼロからMACRHを狙うような生徒にとってはハードルが高すぎるように思います。

 

名川)いやー、実際にあれは東大志望でも厳しいよ。自分が受験生時代に一番意味ないなと思ってたのが現代文の授業。解説は分かるからできた気になるけど、生徒が再現するのは相当ハードルが高い。灘、筑駒レベルの超進学校の生徒の、さらにトップ層とかは再現できるのかもしれない。

 

塚田)DSにその手のタイプは来ません。だからその代わりに、当たり前のことを実践できるように丁寧に対話式で教えていきます。文章と戦うというよりは、当たり前のことを当たり前に行って正解を選ぶということを徹底して意識してもらっています。

 

名川)現代文も結局いろいろ語ってしまったね。

これだけ中身が濃い授業を実践しているから、現代文を10月頃はじめても3カ月でセンター平均75%を取る実力をつけることができるのだと思う。

不正解の選択肢を選んでも、根拠を持てる生徒なら現代文は伸びる。現代文はどんどん講師に絡んできてもらいたいね。では最後の漢文に入ろうか。

 

塚田)漢文は授業では扱わず、早稲田志望・文学部志望の生徒のみ補講で無料対応します。

 

名川)漢文は覚えるべきことがそもそも少ないので、2回の講義で頻出の文法事項を全て網羅できる。そのうえで演習を行っていけば10問前後こなしたくらいでコツが掴めてくるんだが、費用対効果を考慮して対策はそこまで。それ以上漢文やるなら英語やろう。

 

塚田)ありがとうございます。

DSメソッド英語編・社会編・国語編と学習内容について話してきましたが、では、その内容を講師は具体的にどんな風に指導しているのか。次回はDSメソッド講師編になります。

~名川塾長&塚田先生のDSメソッド対談ブログ~第5弾【DSメソッド講師編】