塾は本当に必要か?

大学受験塾・予備校に通いさえすれば志望校に合格できると信じている方が一定数いますが、通っただけで志望校に合格することはほぼ不可能です。先に結論を出しておくと、大学受験塾・予備校は「ある人には必要」であって「ある人には不必要」です。

ただ、以下3点のいずれかに該当する方には「塾は本当に必要」です。

  • ①3教科(英・社・国)【模試】偏差値が55以下の方
  • ②1日2時間以上の勉強習慣のない方
  • ③偏差値60以下の非進学校にお通いの方

①3教科(英・社・国)【模試】偏差値が55以下の方

【模試】偏差値が55以下の方は基礎学力が身についていない状態と言えますので大手予備校・大学受験塾へ通うことをお勧めします。理由としましては大学受験において基礎がしっかり定着しているか否かが合否の分岐点となるからです。偏差値60前後のMARCH(明治・青山・立教・中央・法政)であれば基礎をしっかり定着させて、ある程度演習を積めば確実に合格点に届きます。逆に基礎を疎かにしたまま演習を積んでも合格には届きません。そのため偏差値が55以下の基礎学力が身についていない生徒は基礎学力を高めるべく、大手予備校・大学受験塾へ通うべきです。
□事例① 現役・自宅学習⇒浪人・DIET STUDY⇒早稲田大学スポーツ科学部合格
高3に勉強を始めた時の偏差値は47くらいだったと思います。近くの図書館を使って自分で選んだ参考書を一生懸命勉強したのですが、正直どの教科から、どのように勉強すれば良いか分からないまま時間だけが経ってしまいました。周りの友人が12月頃から過去問を解き始めていたので自分もやり始めましたが、中々点数も取れず、分からない問題も聞く人がいないので分からないまま放置してしまいました。結果、最後の模試の偏差値は43まで下がり受験に大失敗したため、浪人時は基礎から教えてくれて質問がしやすいDIET STUDYに通うことにしました。

②1日2時間以上の勉強習慣のない方

何か新しいことを習慣化するということは皆さんが思っている以上に難しいことです。恐らく「1日2時間の家庭学習をしなさい」と先生から言われたことはあるはずですが、どれだけの方が実践出来ているのでしょうか。受験生になったからといって劇的に勉強習慣を改める生徒はあまりいないでしょう。しかし大手予備校・大学受験塾に通えば少なくとも授業時間・課題の自習時間は勉強することになりますので一定の勉強時間を確保することが出来ます。その勉強時間をベースにして勉強時間を徐々に増やしながら勉強を習慣化していけば良いのです。1日2時間以上の勉強習慣のない方は勉強を習慣化するためにも大手予備校・大学受験塾へ通うべきです。
□事例② 浪人【夏まで】自宅学習⇒浪人【夏から】DIET STUDY⇒立命館大学産業社会学部合格
現役の時もあまり勉強してなかったため勉強の習慣はありませんでしたが、浪人が決まった時は自分1人でも勉強を頑張れると思い自宅浪人を決めました。最初の一週間は9時から机に向かって勉強していたのですが、時間が経つにつれて勉強がどんどん嫌になり、昼夜逆転の生活となってしまったこともあり、一切勉強が手につかなくなりました。あっという間に7月となってしまっていたため、テストで勉強量を管理してくれるDIET STUDYの夏からMARCHコースに入りました。

③偏差値60以下の非進学校にお通いの方

偏差値60以下の非進学校にお通いの場合、受験情報で不利にならないためにも大手予備校・大学受験塾へ通うことをお勧めします。非進学校ですと先生から「正しい勉強法」「正しい受験情報」が伝えられない場合が多々あります。例えば生徒からの話ですと「長文を読めるようになるために、フォレスタ(分厚い英文法書)を1冊丸暗記しろ!」「センター国語は漢文まで必ず解け!」など大学受験のプロからすれば合格に対して非効率的なアドバイスが多くされているようです。中には良い先生もいるのでしょうが、効率的に勉強し合格するためにも非進学校にお通いの場合は大手予備校・大学受験塾へ通うべきです。
□事例③ 現役・DIET STUDY⇒青山学院大学法学部
偏差値47の私立高校に通っていたのですが、塾がなければかなりきつかったと思います。周りは専門学校や推薦入試組ばかりでみんな勉強してなかったし、先生に勉強のアドバイスをもらいにいっても「MARCHは難しいから大学のランクを落として推薦で現役合格を決めたほうが良い」を言われるので進路相談・勉強法相談も全て塾の先生にしていました。

塾に通わない人たち

大学受験塾・予備校の必要性についてという問題以前に、大学受験塾・予備校を必要としない人たちについて考えてみます。といっても、一般的には中高一貫の偏差値65以上の進学校の生徒は塾を必要としません。東京の進学校では塾に通うのも珍しくないようですが、私が通っていた久留米大学附設高校という福岡のド田舎の進学校では、ほとんど誰も大学受験塾・予備校には通っていませんでした。家庭教師を付けているなんて話は聞いたこともありません。逆に、東京の方は進学校行って、塾行って…いくらお金をかけるつもりなのでしょうか。この御時世、いくら一流大学を出てもペイできるとはかぎりません。話を戻して、私の出身高校はそれでも合格実績はそこそこ出していました。一学年200人中、東大40人、医学部60人、京都・一橋・慶応・早稲田で50人、あとは不明、といったところでしょうか。

なぜか?

  • A1. 田舎でやることがなかったから(勉強した)。
  • A2. 医者の息子が多かったから(私立の医学部も狙えた)。
  • A3. 中高受験で、すでにかなり勉強していたから(アドバンテージがあった)。

もちろんこういった事情もあるでしょうが、これでは大学受験塾・予備校に通わない理由にはなりません。
まず第一に、彼らは自ら勉強する習慣を持っていました。これについてはこんなエピソードがあります。
高校1年生のとき、クラスの友人と何かくだらない話をしていました。その友人はそんなに頭がいいとは思えなかったのですが(失礼)、成績は常に学年トップクラスでした。前々から不思議に思っていた私は、なぜそんなに成績がいいのか、右脳記憶術でもやっているのか、と尋ねてみたところ、彼は平然と言い放ちました。

「そんなの簡単やん。毎日2時間勉強すればいいだけタイ。」

これには驚きました。まさか高校1年生で毎日2時間も勉強してる人間がいるとは。その彼はめでたく現役で京都大学医学部に進学したので、そろそろ立派な医者になっている頃です。
これは極端な例ですが、同級生たちの多くは自ら勉強することを知っていました。

次に言えるのは、教師たちが受験指導に慣れていたということです。たしか高校2年が終わった段階で全教育課程が終了して(文部科学省的には完全にアウトでしょうが)、高校3年時は受験に打ち込めたような気がします。授業で入試の過去問を解くのは当たり前で、期末テストとは別に、独自の校内模試を行ったりしていました。もしかしたら高校3年時は期末テスト自体がなかったかもしれません。これがいいのか悪いのかは別として、このような体制があったおかげで、私たちは大学受験塾・予備校に通う必要があまりなかったのでしょう。

最後に(Last, but not least)、私の高校は大学進学希望率が100%だったので、そのような環境の中でお互いに刺激しあって、競いあって、助けあった、ということも重要だったと思われます。実際、浪人するとこれまたほぼ100%予備校に通い始めます。これはそのような刺激が必要であるということを示唆します。
ただし、浪人については一概には言えないのが、その場合、大学受験塾・予備校はペースメーカーとして機能しているからです。

大学受験塾・予備校に通う人たち

そそれでは逆に大学受験塾・予備校に通う人たちはどのような人なのでしょう。
高校生から塾に通う人というのは、完全に2タイプに分かれます。

まずは目標が明確で、勉強する意志も強い人たちです。彼らは別に大学受験塾・予備校のお世話にならなくとも、勝手に勉強して勝手に合格していきますが、単純にペースメーカー・情報収集の場として大学受験塾・予備校を利用しています。基本的に大学受験塾・予備校の合格実績は彼らが作り上げています(特に大手予備校)。このタイプのほとんどは偏差値65以上の進学校に通う基礎学力と勉強習慣がある生徒達です。

もうひとつのタイプは「大学受験塾・予備校に通っている」という事実に満足してしまい、それだけで大学に合格できると信じている人たちです。授業の予習・復習もせずに、授業を受けただけで満足しまうため成績は上がるはずもありません。このタイプのほとんどは進学校に通ったものの授業についていけなくなってしまった基礎学力の低い生徒と非進学校に通う基礎学力と勉強習慣がほとんどない生徒達です。

大学受験塾・大手予備校を必要とする生徒

【1】勉強習慣のない生徒(≒基礎学力が低い生徒)

勉強習慣がない生徒は勉強していない訳ですから基礎学力が低いことがほとんどです。勉強習慣のない生徒は間違いなく大学受験塾・予備校に通う必要があります。授業時間は少なくとも勉強することになりますし、授業内で理解はある程度促進されます。ただし授業を受けて満足しただけでは成績は上がりません。どの大学受験塾・予備校に通うにしても自分できちんと復習することが大切です。ほとんどの大学受験塾・予備校では授業の内容を理解出来ているか細かくテストでチェックする機能がほぼ存在しないため、自分で予習・復習する勉強への強い意欲と理解するために基礎学力が必要となります。そこでDIET STUDYでは生徒にしっかりと復習してもらうために授業の理解度を細かくチェックするテストを年間250回以上設けています。不合格になってしまった生徒には勉強の仕方、スケジュールの立て方をアドバイスし勉強習慣をつけてもらうようにしています。
勉強習慣と基礎学力がある生徒に大学受験塾・予備校は不要です。

【2】偏差値60以下の非進学校の生徒

非進学校の先生は受験情報に弱く、進路指導において適切なアドバイスが出来ない可能性があります。また今の学校の先生には残念ながら制度的に優秀な人材は流れにくくなっていますので、進路相談さえ難しいという方も多くなっています。もちろんこれは一般論で、特に年配の方に素晴らしい先生方がいるのも事実ですが、やはり全体から見ると例外的と言わざるを得ないでしょう。受験制度を詳しく知り、志望校合格のために最適な戦略を立てるという意味で大学受験塾・予備校は大きな力となるはずです。逆に偏差値60以上の進学校に通い、進路指導に強い先生がいる場合は大学受験塾・予備校は不要です。(もちろん勉強習慣と基礎学力があることが大前提です

結論

やはり大学受験塾・予備校は「ある人には必要」であって「ある人には不必要」です。
DIET STUDYは大学受験塾・予備校を必要としているものの、勉強習慣と基礎学力がないため成績が上がらない生徒にMARCH以上に合格してもらうための大学受験塾です。
次に具体的に皆さんはどの大学受験塾・予備校に通えば成績が上がるのか、あなたが通うべき大学受験塾・予備校が一目で分かるポジショニングマップと共に確認していきましょう。