~名川塾長&塚田先生のDSメソッド対談ブログ~第3弾【DSメソッド社会編】

塚田)DSでの社会暗記の進め方はかなり独特です。その特徴は大きく3つあります。

 

名川)そうだね。一言で表すなら、

1つ目は「全範囲を4カ月で終えるスピード」

2つ目は「全範囲をテストで5周する反復量」

3つ目は「同じ問題を2度繰り返す対話式センター演習」

ということになる。

 

塚田)まず1つ目の「全範囲を4カ月で終えるスピード」ついて話していきましょう。DSの社会は5月中旬に始まって6月いっぱいまでは社会の授業が週1回で、英語が週2回。7月から9月中旬は社会の授業が週2回に増えて英語の授業が週1回に減り、9月中旬に社会の全範囲が終わるカリキュラムになっています。

 

名川)4カ月で大学受験歴史科目の全範囲を終える授業カリキュラムを作ってるのは、毎度のことでそろそろ言うのもはばかられるんだけど、やっぱり日本でDSだけだと思う。

 

塚田)仕方ありません。事実ですから。

 

名川)そう、事実だね。

多くの予備校や学校では12月に全範囲を終える場合が多いけど、それだと「じゃあ、どのタイミングで反復して定着させるの?」という疑問は普通に出てくる。

 

塚田)12月時点で学校の授業では全範囲が終わらず、冬休みに各自で勝手に全範囲を終えるよう指示する学校もあると聞いています。仮に冬休み明けに全範囲を終えてもセンター試験の一週間前では反復する時間がありませんが。

 

名川)その計画は無謀過ぎるなー。

どういう意図でそんなカリキュラムを採用してるの?

 

塚田)僕がいろいろと調べた上での結論は、「もはや何も考えていない」ですね。

より正確には「目の前の生徒の学力向上のことは」何も考えていないということです。

 

名川)へえ、それは興味深い。

少しずつ聞いていこう。そもそもなんで学校も予備校も全範囲を終えるのにそんなに時間がかかるのか。たしかに量はあるけど、一年丸々かかるほどではないよね。

 

学校・塾の授業は成績を上げる目的から逸脱している!?

塚田)理由としては、ほとんどの先生が独自開発の書き込みプリントを使用すること、板書を中心に授業をすることなど、大学受験対策としては非効率な教え方が改善されないまま放置されている部分があるというのが一点です。

 

名川)学校あるあるだね。

社会の先生ってほぼ確実に自作プリントを使ってるイメージあるわ。しかも異様に細かいところまで網羅したがる、というか、その網羅率が自分の社会教師としての優秀さの証だと考えている節があるよね。

 

塚田)はい。

20年前の早稲田社会科学部に間違い選択肢として一回だけ出題された用語を赤ペンで書かせたりするイメージですね。あれはあれで大きな問題なんですが、授業進行が遅い一番の原因は「講師による雑談の多さ」ではないでしょうか。

 

名川)雑談多いよね、たしかに。

 

塚田)基本的に社会の先生って歴史が大好きで、いろいろな雑学を知っています。そして生徒に興味を持ってもらおうと一生懸命おもしろいエピソードを語ります。

 

名川)そうだね。でも、そのことに関しては明らかにメリットもある。

やはり最初の入りとしては面白い方がいいからさ。

 

塚田)雑談は興味を引くことはできますが、より直接的に「来年2月の大学入試の点数」ということになるとほとんど役に立たないという事実も直視すべきだと思います。

 

名川)そうだね。

これが高2の授業とかで受験学年じゃないなら良いと思うけど、社会は基本的に覚えてナンボだから。

 

DSはスピード最優先のインプット型授業

塚田)その点、DSの社会の授業スタイルは真逆と言えます。

教科書に線を引かせながら「何が、どう出るか」をインプットさせ続ける形式です。

 

名川)印象的なエピソードがあって記憶の定着に役立つ場合は挟んでいくけど、第一はスピードだね。すばやく全範囲を終わらせて反復回数を増やす、というのが基本戦略。

 

塚田)はい。

スピードを重視しつつ、授業内で暗記することを奨励している点も特徴的です。

 

名川)社会暗記のコツっていくつかあると思うんだけど、四の五の言わず「とりあえず用語をその場で覚える」って大事だと思うんだよ。気になることや詳細は後で調べればいいとして、ひとまずスタートを切るという意味で。

 

塚田)一度覚えた用語であれば、家に帰って自習する際のハードルも低くなると思います。特に勉強習慣がない子にとっては、まず覚えることから始める意義は大きいと感じます。

 

名川)そう。

だから、毎回授業の最後にSTO(その場で・とりあえず・覚える)30テストを実施してるんだよね。

 

塚田)その日の範囲で入試頻出の30語を15分で覚えてもらい、ペアを組んで口頭でテストをしています。このテストで合格ラインの9割を取れたらその日の授業は終了というルールなので、授業当日に重要なことを覚えて帰ることができます。

 

名川)せっかく授業に出たならその時間で少しでも覚えてもらった方がいいよね。

 

塚田)そうですね。

このように「何が、どう出るか」をインプットさせ続ける授業形式なら4カ月というスピードで全範囲が終わりますし、あとはSTOをきっかけにして、反復暗記してもらえれば直接的に点数になります。

 

レギュラーテストで全範囲を5周、暗記は反復勝負!

名川)そして「何が、どう出るか」をちゃんと暗記できているか確認するための仕組みがDSメソッド特徴の2つ目、「全範囲をテストで5周する反復量」になる。基本的な考え方としては、暗記の成否は頭のよさでは決まらないと考えてる。

 

塚田)暗記は反復量勝負ですね。勉強すればするだけ点数になるイメージです。

 

名川)そうだね。ただ、どのタイミングで復習していけばいいのかは意外と難しい。なので、DSでは最初のテストから1ヵ月後にもう一度同じ範囲のレギュラーテストを行う。

 

塚田)はい。8割は最初のテスト範囲と同じ問題を出題していますので、前回のプリントを覚え直してくれば合格点を取れるようになっています。

 

名川)それを「2周目」と呼んでいる。授業で進めている範囲が1周目ということになるんだけど、1周目と並行して2周目が始まる6月中旬からがDSでの受験勉強の最初の山場だね。

 

塚田)夏を制すものが受験を制すとは昔からよく言いますが、DSでは夏前から早くも山場が訪れます。

 

名川)とはいえ、さっき言ったように2周目の問題は1周目とほぼ同じなので、慣れてしまえばなんてことはない。むしろここからが本番で、2周目のテストが終わった1ヶ月後には、また同じ範囲で8割共通のテスト「3周目」が始まる。

 

塚田)1回やっただけで入試まで覚え続けられる人は天才で、2回読んだだけで理解できる人は相当な秀才です。けど、社会暗記を成功させるために天才や秀才である必要はありません。2回で覚えられないなら3回、3回で覚えられないなら4回やればいいというのがDSの考え方です。

 

名川)そう。一定期間空けてテストがあることで記憶が呼び戻されて、その度に強化されていく。問題は8割は共通だけど2割は変更しているところもポイントで、とっつきやすさに考慮しつつ、でも、必死でやらないとついてこれないように作っている。

 

塚田)ボーダーラインも1周目が70%、2周目は80%、3周目になると85%というように、段階的に上げていくことで習熟度を上げていってもらいます。

 

名川)このテストを、授業カリキュラム内だけで5周。

1周目の開始が5月、2周目が6月、3周目が7月、4周目が8月、1周目が終わった10月に5周目が始まる。この波状攻撃。この圧倒的な勉強量。これこそがDSの強さの秘密であって、決して魔法のような教え方をしているわけではないんだよね。

 

塚田)あらためて聞くと凄まじい勉強量ですね。

そこまで反復して覚えられない人ってほぼいないと思います。

 

名川)社会は単純暗記科目とはいえ自分でペースを決めて何度も反復するというのは非常に難しい作業なので、そのペース配分と確認を徹底的に行うのが塾の役割だと考えてる。

 

塚田)DSのテスト中心カリキュラムのおかげで社会の成績がすごく上がったと話す生徒は過去にも今にもたくさんいます。特に大手予備校に通っていて失敗した浪人生は「去年は雑談聞きに行ってたなー」という生徒が結構いますね。

 

名川)一言で言うと、雑談を聞いても受験には受からない。

一年後に「授業めちゃくちゃ面白かったです」と言われるより、「点数めちゃくちゃ上がりました」と言われる方が遥かに嬉しい。

 

塚田)僕もそう思います。

このテスト中心カリキュラムでインプットは完璧です。ただしインプットしたものがアウトプットできないと点にはなりませんよね。

 

名川)そう、基本用語のインプットが終わったら次はアウトプット。

要するに、「実際に入試問題が解けるか」を確認しないといけない。

 

塚田)そこを鍛えるための勉強が、9月中旬から始まる「同じ問題を2度繰り返す対話式センター演習」ですね。これがDSメソッド3つ目の特徴です。

 

名川)用語を覚えてセンターの過去問を解く。

ここまではまともな受験生なら誰でもやってると思う。DSでの演習の特徴はまず、全ての選択肢を消す作業を行っていることが挙げられる。①から④まで選択肢がある中で③が正解だとしても、①②④の選択肢のどこが違うかまで丁寧に消していく。

 

塚田)センター試験は特に、前年度間違い選択肢に入っていたものが、次年度は正解として聞かれるということが多々あります。けど、それくらいは普通の塾・予備校でもやってますよね。

 

メモだけで満足させない、生徒が覚え切る「対話式演習」

名川)もちろん。

ただ、生徒は一生懸命解説をメモってるけど、それを覚えたかどうかの確認は誰がやるの、という問題があるよね。

 

塚田)生徒って一生懸命メモやノートは取りますけど、それを見直したり覚え直したりする作業ってほとんどやってませんよね。書くだけで満足してしまってるというか。

 

名川)そう。

だからDSでは一度目の演習から一週間後に、もう一度同じ問題で演習を行っている。そして、そのときは一度目に解説されたことを、今度は自分の口で説明できるようになってなければいけない。

 

塚田)対話式授業のメリットを最大限に活かすやり方ですね。

この2回目の演習では、「なぜ答えは③なの?」「①はどこが違う?」「②の年号は?」というように講師から次々と質問が浴びせられます。それに対応するためには、前回のメモをきちんと覚えてこなければなりません。

 

名川)「同じ問題を2度繰り返す対話式センター演習」の意義は、こういう感じで「生徒が覚える」ということまで仕組みの中に入れてしまうこと。こうすることで、授業に出席さえしてくれれば確実に成績が上がるカリキュラムが完成する。

 

塚田)そこまでやればさすがに誰でも伸びるというくらいスキなく勉強できる「最強メソッド」です。実際、合格保証対象者のセンター社会平均点は毎年90点まで上がっています。

 

名川)しっかり指示通り勉強してもらえればそこまでは余裕で上がるってこと。DSではセンター社会90点は当たり前で、合格保証対象者だとむしろ90点では少し物足りないという空気ができてるね。

 

塚田)合格保証対象外の生徒の平均も75点~80点前後なので、それでも全国平均より15点~20点前後高いことになります。

 

名川)まあ最後の演習だけでも出てもらえれば80点程度までは狙えるからね。

年末には12時間連続特講もやるし。

 

塚田)100人単位で生徒がいる塾で、「在籍している全生徒」の平均点を嘘偽りなく全部公表して勝負したら、たぶんDSは相当上位にくると思います。もしかしたら日本一かもしれません。

 

名川)データが絶対に出てこないので日本一かは分からないけど、ここまで徹底的に鍛えられてる受験生はそうはいない。それは断言できる。

 

塚田)通ってくれる生徒には社会のカリキュラムは楽ではないですが、信じてついて来て欲しいですね。必ず、圧倒的に、成績が上がります。

では、ここからは9月中旬に社会全範囲が終わってから始まる国語に話を移しましょう。

~名川塾長&塚田先生のDSメソッド対談ブログ~第4弾【DS国語編