1. 選択肢を全消去する

センター試験過去問は正解を選んでなんぼというモノではありません。正解を選ぶのは当然のこととして、他の選択肢の何が違うか全て消せてこそはじめて効果を発揮します。センター試験は同じ「ような」問題が頻出するものの、全く同じ問題は出題されません。ある年度では不正解選択肢だった事項をある年度では正解選択肢として聞いてきます。したがって、本番で確実に点数を重ねるためには全ての選択肢を消去しておく必要があります。

2. 知らない用語は全て調べる

問題文中、選択肢中に出てきた未知の用語は用語集・資料集で必ず調べて、特に気になるものは別途用紙に書き連ねていってください。教科書暗記は得意不得意もあるようですので、とにかく問題を解きながら出てくる用語を逐一押さえていきましょう。実際に問題として出てくるものだけ押さえるので効率の良さは究極に近いとも思えますが、実情としては教科書から満遍なく出ているということを確認するだけです。

3. 出てくる事項は全て年号を覚える

年号はとても重要です。よく言われる「歴史の流れ」とはミクロな視点で捉えれば個別事項の因果関係、マクロな視点で捉えれば人間の自然な欲望の結果ということになりますが、事ここに至ってはそんな悠長なことも言っていられません。単純に全ての年号を暗記してあとで繋ぎ合わせましょう。勝手に流れになります。かと言って、一から全て年号カードを作成して覚えている時間はありません。それではどうすればいいかというと、これまた「出てきた用語の年号を全て答える」ことを習慣にしてください。正解に関係ないものも含め。こうすれば少なくとも頻出事項の年号は確実に暗記できます。

4. 常に資料集をチェックする

これも指導開始直後から何回言ってきたか分かりませんが、資料集を見ない人は結局のところ世界史・日本史を覚えられません。資料集を確認するという行為は一般常識とか地図問題対策とかいう以前に世界史・日本史の勉強に不可欠なものです。ある出来事がどこで起きたか、これに年号を加えることで縦軸と横軸が定まってようやく使える知識になります。入試で点数を取りたいのであれば必ず資料集を活用しましょう